糖尿病の患者さんでは、動脈硬化による足先の血流低下のため傷が治りにくいことがあります。また足先に傷ができても神経障害のため気づかないこともあり傷がどんどん大きくなってしまい足先が壊死していまう危険があります。糖尿病性足壊疽と呼ばれ足の切断が必要になることもあることから早期に発見して適切な治療を行うことが大事です。 糖尿病患者さんの足を守るためには、糖尿病内科だけでなく傷をみていただく形成外科や血流をみてくれる循環器内科などの診療科もそうですが、看護師さんや靴屋さんあるいはサポート体制の調整をする部門の方と連携していくことになります。川崎地区でこういったチーム医療のための勉強会として「川崎フットケアセミナー」があり今回副院長が座長を務めました。
様々なアプローチ方法が紹介されとても勉強になりました。とはいえ、やはり一番大事なのは患者さんご自身で足先をみていただくことで早期に変化に気づくことです。ご自身で確認が難しければ受診の際などに声をかけていただければと思います。