従来は12月から2月頃に流行する疾患でしたが、
2024年/2025年は12月末から急激に患者さんが増加しています。
発熱や咽頭痛、鼻水などで発症することが多いです。鼻咽頭拭い液を用いた迅速抗原検査が行われますが、発症直後では検出されない場合もあります。一方で抗インフルエンザ薬は早期に服用する方が効果が大きいです。 目安としては発症後半日程度になりますが、迅速検査が陰性であっても臨床症状などからインフルエンザと診断することがあります。
抗インフルエンザ薬は、5日間服用するものから、1回服用のタイプ、吸入するタイプなど複数あり患者さんの状況により使い分けます。院内にないタイプをご希望の場合は院外処方となります。
また、インフルエンザの患者さんの同居家族など感染リスクが高く、高齢者や基礎疾患のある方などで予防投与として抗インフルエンザの処方を行う場合は保険適応外となります(予防内服となりますが、診察して処方の可否を判断します)。
当院では検査結果を印刷してお渡ししていますが、小学校の登校許可証など所定の用紙がある場合はご相談ください(症状回復後に診察して記載します)。