これまで大学病院で内分泌疾患や糖尿病などの専門外来と一般内科診療をしてきました。
どうしても基幹病院では平日の昼間しか診療ができない、待ち時間が長く予定が立てにくいなどの問題があり通院が負担になってしまう現実を実感しています。
そこで、当院では専門外来レベルの診療を安心して継続できることを目指したいと思います。
●診察に当たって必要な検査が院内ですぐにできること
治療経過をきちんと評価するためには血液検査や画像などの検査が随時できることが必要です。
院内ですべての検査を完結することはできませんが、特に必要な検査を院内で迅速に行える体制を
構築します。具体的には、
・血糖値、HbA1cの院内迅速検査
・尿糖・尿蛋白などの尿検査
・甲状腺機能(TSH,FT3,FT4)の院内迅速検査(採血後約30分で結果が出ます)
・甲状腺や頸動脈超音波検査の随時実施
・動脈硬化を評価する脈波検査
●外部検査機関を活用して適切な検査を行えること
・生化学検査の一部など院内で行う場合に1時間以上の時間がかかる項目は外部検査機関に依頼しま
す(当日の診療への影響は少ないわりに診察の待ち時間が長くなる原因です)。
・CTやMRIといった画像検査は徒歩圏内の画像検査専門施設に依頼します。
(病院で行うよりも日付の融通が利くため早く検査ができることが多いです)。