外来インスリン導入

甲状腺イラスト

血糖を下げるホルモンであるインスリンは膵臓から分泌されますが、分泌が低下した患者さんや妊娠中で飲み薬が使えない妊婦さんなどは血糖コントロールのためにインスリンを投与するインスリン療法を行います。インスリンは口から服用しても消化液で分解されてしまうため、ご自身でおなかなどに注射をする自己注射療法を行うことになります。注射と言っても採血やワクチンの注射などと違ってごくごく細い針ですのでさほど痛みはありません。一方で専用の注射器をセットするなどの手技が必要であり、使い方などをしっかり覚える必要があります。手技の練習などのために2週間程度入院することもありますが、仕事をお休みすることが難しい方も多いかと思います。(図はillust ACより引用)

当院では入院せずにインスリン注射の練習などを外来で行うインスリン外来導入も行っております(入院での導入をご希望の方は提携病院をご紹介させていただくことも可能です)。医師だけでなくインスリンの取り扱いが得意な看護師がゆっくりと時間をとって不安なく導入できるようにサポートをします。インスリン導入が必要と言われたものの入院ができない・不安を抱えている方は一度ご相談いただければと思います。

 

 また、ご自身で血糖値を測定する自己血糖測定についても患者さんに合わせてご提案できる体制をとっております。